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真室川?
【まむろがわ】


上流部を塩根(しおね)川ともいう。最上地方北部,延長35.6kmの一級河川。最上郡真室川町の東端黒森(1,068m)西麓に端を発し,町域の東部を貫流し同郡鮭川村大字石名坂地内で最上川支流鮭川に注ぐ二次支川。上流部は狭い河岸段丘が発達している。真室川町大字及位(のぞき)から大字釜淵にかけて南西流,釜淵の南で南流に転じて中田春木川,さらに大字真室川地内で金山川と合流する。大滝・釜淵・栗谷沢の3か所の狭隘部があるが,概して河谷は広く,河岸段丘の発達がみられる。また国鉄奥羽本線が河道に並行する。流域面積177km(^2)。河川名は水源付近に位置する古くからの信仰の山神室(かむろ)山(1,365m)から流れる川を意味する「神室川」が訛って「まむろ」になったとされる(真室川町史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7027609