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三ケ瀬
【みかのせ】


最上川中流にある最上川三難所の1つ。最上川はこのあたりでは岩が多く,細長い岩礁が3層をなして水中に並んでいることにより名付けられたといわれる。舟運時代の通船は困難で,岩礁の間をぬって通行した。付近は最上川が西へ180°蛇行し,難所をぬけて曲流をまわるため瀬取り船などが使われた。この蛇行部に囲まれた長島村(現村山市大字長島)は,曳船人足の村で,江戸期には多くの人々が増人夫や瀬取り船・曳き船に加わっている(歴史の道―最上川1)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7027633