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滝山
【りゅうざん】


山形市南東方に位置する山。標高1,362m。西方一帯は西蔵王高原と呼ばれ市民に親しまれている。古くは,「霊のこもった山」という意味で,霊山(りようざん)と称した。古来信仰の山で,近在近郷の農村では水の神としての信仰が厚かった。霊山が滝山に変わった時代は明らかではないが,山形近辺の開田が進み,灌漑用水の問題が深刻になり,雨乞いのために竜王の祈りが行われるようになってからといわれる。南の蔵王温泉側は赤褐色岩壁で,屏風岩と呼ばれている。これは蔵王温泉を火口の中心とする古い高湯爆裂火口の火口壁に当たっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7028409