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浅貝層
【あさがいそう】


いわき市を中心に分布する古第三紀層の3層のうちの1つ。常磐炭田の石炭を含む石城夾炭層の上位にある。常磐湯本町が標式地となっており,層厚は100m内外で下位の石城砂岩層から漸移する。二枚貝のパピリデア・マコマ・チュリテラ・ヨルデラ・マイヤなどが有名な化石である。化石の産地は出蔵・常磐湯本町浅貝・内郷藤棚・四倉町白岩など広範に広がり,地元では「カチグリ」層という。日本の第三紀系含化石層としては有名な地層である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7028609