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浅草岳
【あさくさだけ】


南会津郡只見町と新潟県入広瀬村との境にある火山。標高1,585.5m。新第三紀の凝灰岩類を基盤とし,第四紀に噴出した安山岩質の溶岩から成る山体は,北西側に馬蹄形の急崖を向け,北東へは緩やかな斜面を広げる。南東側は只見川水系の支谷に深く刻まれて急斜面を連ねる。北東約4kmの沼ノ平付近には,火山活動末期に形成されたと思われる北東に開いた半円形の凹地と10数個の小湖沼群がある。山頂付近には,豊富な残雪と,高山植物群落をもつ湿原が広がり,訪れる登山客も増えている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7028634