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牛庭原
【うしにわはら】


郡山市の中心市街地から南西へ約7km,東流する笹原川南部の台地および丘陵地で安積(あさか)開拓の舞台。明治初期は400町歩に及ぶ不毛の原野であったが,明治15年以降,四国の松山藩から17戸が入植し開拓を進めた土地である。開拓地の南部に大久保公園がある。ここには安積開拓に尽力した当時の内務卿大久保利通の顕彰碑がある。また集落内の三島神社は,郷里の伊予国愛媛県の三島神社の分霊を奉遷し,異郷での心のよりどころとしたもの。今日,当地区は豊かな水田地帯となり,中牛庭付近を東北自動車道が貫通。近来,北部には郡山南インターチェンジが設けられる予定。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7029215