男鹿岳
【おがだけ】

南会津郡田島町南東端，栃木県との県境にそびえる山。標高1,771m。花崗岩から成る山頂付近には南北約１kmにわたり，幅200mほどのドーム状の緩斜面がある。山頂からは，北・西・南にそれぞれ稜線を派出する。すなわち，北東へは，高さ1,500～1,800mの山稜が延々15kmほど連なって那須火山に至り，西へは，山王峠（906m）を経て荒海山（1,580.4m）から帝釈(たいしやく)山脈にまで連なる。南へも日光方面へ1,800m級の峰々を連ねる。山頂はまた，阿賀川・鬼怒川・那珂川各流域を分ける。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7029673