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古城山
【こじょうざん】


伊達郡霊山(りようぜん)町大字掛田の東部に位置する標高225.2mの小さな山。阿武隈(あぶくま)山地西縁の丘陵地域に見られる残丘的山地の1つ。町民には茶臼山の名で親しまれている。正中2年に,懸田氏が山頂に城館を築いて以来,天文年間(1548年頃)に没落するまでは懸田氏3代の居城であった。この間南北朝期には,霊山城の前衛として重要な役割を果たしたという。山頂からは掛田の町並みや周囲を見渡すことができる。山頂と東側の山麓には桜樹が多く,現在は公園となっており,春には花見客でにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7030903