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小白森山
【こじろもりやま】


岩瀬郡天栄(てんえい)村にある山。標高1,563.1m。那須火山群の北部にある鎌房(かまぶさ)火山の1峰で,鎌房山(1,510.2m)の北東に半円形に広がるカルデラの内部に形成された中央火口丘。山体は第四紀はじめ頃噴出・堆積した固結度のやや高い石英安山岩質浮石凝灰岩と溶結凝灰岩(大牧凝灰岩)を基盤とし,その上に甲子(かし)火山岩類を構成する安山岩質溶岩から成る。南側の大白森山(1,656m)に続く稜線のほかは鶴沼川水系の谷に深く刻まれた急斜面となっているが,中腹の標高1,200~1,300m付近に石英安山岩質凝灰岩の緩斜面がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7030905