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志津倉山
【しづくらやま】


大沼郡三島町・昭和村と河沼郡柳津町との境にある山。標高1,203m。新第三紀の石英安山岩より成る旧火山体。浸食されており原形をとどめない。三島町大字間方(まかた)の人は大辺(おおべえ)と呼んでいる。山体に断崖があり,猫啼き岩・雨呼ばり岩・屏風岩と呼ばれ,また十三仏岩は遠くから見ると白い仏像のように見える奇岩である。この山には天狗の話や弘法大師の話,カシャ猫の話などの伝説が多い。これは志津倉山の山容からきているものと思われる。近くに博士山(1,482m)がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7031271