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城郭朝日山
【じょうかごあさひやま】


県の南西部に広がる会津山地のうちで,南会津郡只見町にある山。標高1,448m。只見川と伊南(いな)川(およびその上流部の檜枝岐(ひのえまた)川)とにはさまれた地域には,会津駒ケ岳(2,132.4m)付近の平坦面に代表される定高性の山稜がよく発達している。それは全体として北にいくにつれて高度を減じると同時に山頂平坦面も縮小して,いわゆるやせ尾根状の稜線となる。城郭朝日山もその1峰で,古生層の砂岩・粘板岩の互層から成る。山頂からは三方に,標高1,300m前後の山稜を派生し,西は只見川水系黒谷川の谷を隔てて会津朝日岳(1,624m)と相対する。南会津に多い人跡まれな深山の1つ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7031541