100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

須川
【すかわ】


福島市にある1級河川。延長15km。吾妻山の東部,一切経山東面のブス(毒の意味)付近から東流し,不動沢や高湯温泉から流出する川を合わせ,姥堂(うばどう)付近で盆地床に出て扇状地をつくり,荒川に合わさる。もとは阿武隈川の合流点までを須川と呼ばれたので,福島市中心市街地南西部に須川町の町名が名残をとどめている。高湯温泉や微温湯(ぬるゆ)温泉の排水を集めるので酸度が高く,そのためこの名がついた。須はあて字。そのため天戸川との合流点までは灌漑用には全く使用されず,魚もすんでいない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7031738