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伊達東根
【だてひがしね】


旧国名:陸奥

(中世)戦国期に見える地名。伊達郡のうち。阿武隈(あぶくま)川東岸の伊達郡の村々をさす汎称。古代の静戸(しずりへ)郷と称した地域に該当するものと考えられる。永正15年4月17日の彦十郎宛ての伊達稙宗安堵状(伊達家文書/大日古)に「一,木村宗右衛門所より買地,伊達東根之内,北泉沢郷之内□北在家一宇」とあるのが初見。当地域に含まれる東根諸郷の村々は,天文4年の棟役日記(伊達家文書/県史7)では総高100貫文,天文段銭古帳では総高401貫765文となっている。中通り北部,現在の霊山(りようぜん)町・保原(ほばら)町・梁川(やながわ)町を含む一帯に比定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7032232