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中門岳
【ちゅうもんだけ】


南会津郡檜枝岐(ひのえまた)村にある山。標高2,060m。会津駒ケ岳(2,132.4m)の山頂から北西に延びる幅広い尾根の先端に当たる所にある。この幅の広い尾根の上には,ハクサンコザクラの群落や幾つかの池塘,雪田を思わせる広々とした雪渓などがあって,駒ケ岳山頂周辺に広がる緩斜面に共通する景観を生み出している。「中門」の名は,主峰駒ケ岳に対して支稜が中門造りの鉤のように曲がった部分に似ていることからつけられたという。なだらかな尾根の下方は,一転して只見川水系のV字谷に刻まれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7032347