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塚原層
【つかはらそう】


太平洋沿岸に発達する洪積世後期初めの海成層。相馬郡小高町の浦尻,小高川の河口の塚原,双葉郡浪江町の棚塩などの海岸に発達する。この層は,新第三紀上部層にきざまれた凹所を埋めて発達し,分布は海岸付近に限られている。層厚17mの層で,下部は浅海性の貝化石,中部は粘土と細粒砂より成り温帯広葉樹の化石を産し,上部は砂礫層より成る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7032369