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明神ケ岳
【みょうじんがたけ】


大沼郡会津高田町南西にある山。標高1,074m。新第三紀安山岩類から成る旧火山体。かなり浸食を受けているが,原形はコニーデ型を呈していたものと思われる。伊佐須美神社ははじめ御神楽岳にあったが,その後博士山に,さらに明神ケ岳に移された。現在も奥の院がある。その後も移動を繰り返し,高田の南原(552年)から東原(555年)に,そして現在地(558年)に移されたという。「新編会津」には「伊佐須美明神の鎮座ありしところにて今猶東の頂の平坦なるは其跡なりと云旱歳には此にて雨を祈る此山東北は居平に臨み数山を隔て猪苗代湖の水遙に鏡の如く見え眺望頗美なり……」とある。山名の由来は伊佐須美神社に関係するものか。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7034388