社川
【やしろがわ】

阿武隈川上流の１支流。白河市南境山地から東流し，西白河郡表郷村で藤乃川や黄金(こがね)川を合流し，東白川郡棚倉(たなぐら)町北部，石川郡浅川町を経て，石川町北部で北須川を合わせた後，阿武隈川本流と合流する１級河川。流域沖積地の灌漑水田面積約1,100ha。中流部を屋代郷(やしろごう)（馬場都々古別神社の古祠があったためという）と称したことから川名が出た。最上流の白河市旗宿には史跡白河関跡があり，藤乃川の水源は史跡名勝の南湖である。黄金川上流の旧金鉱山付近には犬神ダムがある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7034562