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和田山
【わだやま】


伊達郡梁川(やながわ)町大字山舟生の北部,宮城県との境に近い標高336mの山地。安山岩質集塊岩より成り,阿武隈(あぶくま)山地西縁に並ぶ孤立峰的な山地の1つ。南側には緩斜面が広がり,桑畑や集落があり,北側は急傾斜で阿武隈川に臨む。阿武隈川はこの山のすそに峡谷をつくって宮城県側に流れる。この峡谷は先行性流路に見られる特徴的なものという。河岸のわずかの緩斜面に栗生(くりう)の集落がある。この付近の阿武隈川の峡谷に猿跳(さるつぱね)峡の呼称がある。なお,いわき市川前の万太郎山に続く山並みにも和田山という山があり,ここには牧場が開かれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7035078