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岩瀬盆地
【いわせぼんち】


鶏足(とりあし)山塊と筑波山塊の間に位置する小盆地。両山塊の間には東から笠間・羽黒・岩瀬盆地が東西に列状に分布し,通谷をなしている。羽黒盆地は当盆地に含めて扱う場合が多い。北は鶏足山塊の南端をなす富谷山,南は筑波山塊の北端をなす雨引山,東は涸沼(ひぬま)川と霞ケ浦に注ぐ桜川の分水界をなす100m前後の鞍部で,北西は鶏足山塊系の200m前後の山地に囲まれ,西は真壁台地に面する。桜川およびその支流の筑輪川・大川によって開析された浸食盆地で,100m前後の丘陵や河川によってできた段丘,狭長な谷底平野からなる。盆地の中央部に岩瀬町の市街が発達。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7035611