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大坂
【おおさか】


水戸市北見町の水戸台地北側末端崖に位置する急坂。かつては相坂とも書き,七曲坂ともよんだ。現在は国道349号の脇道となっているが,もとは棚倉・南郷両街道が那珂川の渡津青柳を通って直接水戸上町に入る要路であった。文政7年の地図によると,坂の上に大坂見付とあり,そのまま南に直進して袋町に至る間をこの坂の名にちなんで大坂町と称したことからみても,この坂の重要性を知ることができる。風呂の下から西町通りに通じる坂(現国道349号)ができてからは衰えた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7035830