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大野原
【おおのはら】


神栖(かみす)町のほぼ中央部にある原。鹿島台地より南部にあり,神之池(ごうのいけ)と常陸利根川に挾まれた標高6m前後の砂質の沖積低地。第2次大戦前は一面の原野で,終戦後,農林省の緊急開拓による引揚者50戸の入植が開拓の先駆をなす。砂質土のため,一時は耐干性作物の落花生・甘藷まで栽培に困難をきたしたが,昭和26年から始まった土地改良事業により栽培が可能になった。その後鹿島臨海工業地帯の造成により,昭和40年から移転が開始され,移転者のために大野原南団地・大野原北団地などが造成された。現在は商店・事務所などが集中し,神栖町の中心街をなす。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7035940