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柿岡盆地
【かきおかぼんち】


県南部にある盆地。筑波山を主峰とする筑波山塊の東列と西列の山地の間に位置する。恋瀬川およびその支流の開析作用によってできた浸食盆地。盆地名は旧柿岡町に由来。また古くは当地方が山麓にあることから山根地方とよんだので山根盆地ともいった。盆地の大部分は広大な山腹と起伏に富む台地からなり,沖積低地は南流する恋瀬川とその支流に沿って樹枝状にみられる程度。このため南部に石岡地方との交通が開けているほかは,東・北・西の三方が山地に囲まれているため真壁・旧筑波町地方との交流は不動峠・風返(かざかえし)峠・湯袋峠・一本杉峠を経由し,岩瀬町・笠間地方との交流は板敷峠,国鉄常磐線沿いの岩間地方とは道祖神峠・団子石峠を通して行われた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7036216