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北茨城丘陵
【きたいばらききゅうりょう】


県北東部,多賀山地東側,常磐海岸台地西側の丘陵。東西約1~7km・南北24km,標高60~200mで第三紀層を主とする。その範囲は北茨城市から日立市北方におよび,大北川・花貫川・十王川などの浸食でできたもので北茨城市によく発達する。この丘陵を形成する第三紀層には石炭層があり,常磐南部炭田として西部丘陵地帯には多くの炭礦集落が発達したが,昭和40年を境に閉山に追い込まれた。石炭産業の衰退に代わって北茨城市には水沼ダム,高萩市には花貫ダムが建設されて工業用水が確保されるとともに松久保工業団地や磯原工業団地も造成され,多くの工場が進出してきた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7036716