100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

大子盆地
【だいごぼんち】


県北部,大子町の中央部にある盆地。久慈川と同川の支流押川の合流点にあり,両河川の開析によってできた三角状の浸食盆地。北は八溝山塊南端の200m前後の山地,西から南は鷲ノ子(とりのこ)山塊の400m前後の山地,東は400m前後の久慈山地西列の男体山地に囲まれている。谷底平野を形成し,大子町および久慈郡の中心をなす。江戸期は奥羽地方と常陸地方を結ぶ南郷街道が通じ,烏山街道と接する交通の要地でもあった。盆地は3つの段丘面からなり,下位段丘面は主に水田や集落に利用され,市街地も下位段丘面に沿って発達。上位段丘面・中位段丘面は集落・果樹園・畑に利用。交通は主として国鉄水郡線・国道118号・主要地方道大子馬頭線。周辺は奥久慈県立自然公園。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7038007