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高鈴山
【たかすずさん】


多賀山地南部,日立市と常陸太田市の境をなす標高623.6mの山。東側斜面は緩傾斜であるが,西斜面は常陸太田市を流れる里川の浸食が進みやや急傾斜となっている。北東部には宮田川の峡谷,神峯山がある。この高鈴山から多賀山地南端の風神山を結ぶ分水嶺は日立市と常陸太田市の境界をなす。一帯は日立古生層といわれる変成岩類や花崗岩類が複雑に分布している。銅鉱石や石灰岩が産出し,銅製錬やセメント工業が発達してきた。また高鈴県立自然公園に含まれ,ハイキングコースになっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7038080