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戸村原
【とむらっぱら】


那珂町戸から同町飯田の間にある原。所貫(ところぬき)丘陵の南で,那珂台地北西端に広がる。標高40m前後。那珂川の河岸段丘からなる。西部は段丘崖をなし,那珂川の沖積平野となっている。明治期に平地林を切り開き,開拓が行われた。第2次大戦中は戸村原,戸崎・飯田,国井原の平坦な原野・畑地を利用して,昭和17年に水戸北飛行場の建設が始まり,同20年春に完成した。そのため戸崎の南組23戸が移転命令により19戸は戸崎の木戸へ,4戸は飯田の上組へ移転した(わが郷土)。終戦後は緊急開拓が行われ,地元の二・三男や他県からの入植者により開拓が進められた。現在は那珂中部用水により陸田化が進み,畑地と陸田が分布する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7038535