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友部丘陵
【ともべきゅうりょう】


鶏足(とりあし)山塊の南に連なる丘陵。広義には水戸市北西部から内原町,友部町,笠間市にかけて分布する丘陵をいう。狭義には内原町から友部町の国道50号以北に分布する,東西に長く南北に狭い丘陵をさす。上部は関東ローム層,下部は海成砂礫層からなる。水戸市開江町・全隈(またぐま)町付近で標高50~80m前後,内原町杉崎・黒磯付近で標高80m前後,友部町小原北部で標高80~100m前後,全体として標高50~110m。この台地は涸沼(ひぬま)川・涸沼前川・桜川などの北西から南東に流れる河川に開析され,南部に浸食谷が発達している。この谷を利用した武具(ぶんぐ)池・三野輪池などの溜池や八丁たんぼ(内原町)をはじめとする灌漑用水などがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7038544