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七日原
【なのかはら】


鹿島郡旭村の下太田と稲荷の間にある原。標高30~35mで鹿島台地の一部をなす。地名の由来については次のような伝承がある。府中の国分寺の僧が,鐘をつくるため全国を行脚中,鹿島神社の主である白蛇が殺されそうになったので救ったところ,返礼として雄鐘・雌鐘を寄進された。弁慶がその雄鐘・雌鐘を引いてこの原を通過するのに7日かかったので七日原とよんでいるという(茨城の伝説)。乏水性台地のため,耐干性のプリンスメロン・スイカ・甘藷などの促成栽培が盛んで,おもに京浜市場に出荷。北の大洗町には原子力関係施設があり,東部には夏海砂丘が発達し,別荘地が増加している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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