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生瀬富士
【なませふじ】


久慈山地西列の男体山地の北部に位置する山。集塊岩層からなる。標高406.0m。西・南側は特に傾斜が急で,北東の内大野から見ると成層火山(コニーデ型)の山体をなすため生瀬富士とよばれる。生瀬盆地の西縁をなし,滝川を挟んで南部に月居(つきおれ)山がある。滝川が集塊岩層を先行的に切り,袋田の滝・生瀬滝がかかる。生瀬盆地,山田川の谷,鹿島灘地方と下野(しもつけ)国・大子(だいご)地方との交通は男体山地が南北に走るので,月居峠を通じて行われていたが,昭和51年新月居トンネルが建設された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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