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生瀬盆地
【なませぼんち】


県北部,東西約4km・南北約6kmの小盆地。大子(だいご)町袋田南部で久慈川に注ぐ滝川支流の大野川と高瀬川の開析作用によってできた久慈山地北部の浸食盆地をいう。両河川が合流した滝川は先行性河流となり,袋田の滝をつくる。東は東金砂山地の観音山・鍋足山の山列,西は男体山地北部の生瀬富士・月居(つきおれ)山の山列に囲まれ,谷底平野と丘陵性山地からなる。西部の久慈川低地との交流は月居峠により,高柴から東部里川低地地方との交流は猪ノ鼻峠,山田川沿いに常陸太田市方面に出るには取上峠によった。月居峠には,月居トンネルができている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7038796