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常陸台地
【ひたちだいち】


利根川および霞ケ浦・北浦の沖積低地以北に分布する台地。関東構造盆地の一部で,県の面積の約3分の2を占め,関東平野の中心部に向かって緩やかに傾斜している。標高は,関東構造盆地運動により北西部の古河付近で15~16mと最も低く,南部または東部に向かうに従って高度を増し,南部の行方(なめがた)台地で25~30m,北東部の水戸付近(東茨城台地)で30~40m,鹿島台地の鉾田(ほこた)で35m,鹿嶋市宮中で39.6mである。地質的には成田層と関東ローム層からなる。鬼怒(きぬ)川・小貝川・桜川・那珂川・久慈川などの河川に分断され,猿島(さしま)・北相馬台地,筑波・稲敷台地,新治(にいはり)台地,行方台地,石岡台地,鹿島台地,東茨城台地,那珂台地,結城台地,真壁台地などの台地群からなる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7039354