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結城台地
【ゆうきだいち】


常陸台地の一部,県西部に分布する洪積台地。西は鬼怒(きぬ)川の沖積低地,東は小貝川の沖積低地に挾まれ,南は小貝川・鬼怒川の沖積低地に限られる。北東から南西よりに分布する台地で,北部の結城市から南部の水海道(みつかいどう)市にかけて30km余に及ぶ。北部は標高40m前後,南部は標高20m弱と北高南低の緩やかに傾斜する地形で,南部の沖積低地との比高は約1m。台地面は3m前後の関東ローム層に覆われ,畑作農業が中心。また結城市を中心に養蚕業が盛んで,伝統的結城紬の産地として知られる。南部では石下(いしげ)町を中心に石下紬の生産が盛ん。近年は畑を田に転換した陸田が多くなっている。また栃木県小山市を中心とする工業衛星都市の影響により,北部の結城市・下館市は工業化が進んでいる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7040232