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四阿屋山
【あずまややま】


秩父(ちちぶ)郡両神(りようがみ)村の両神山から東に延びる中央尾根の東端にある山。標高772m。県立両神自然公園のうち。「新編武蔵」に「山上の西辺一階処を大嶽という。天狗の小祠を安ず。下に四阿屋明神社及,四阿屋権現の二社を安ぜり」とある。昭和初期まで,旱魃のとき,この山で雨乞いの神事が行われていた。地質は主に古生代の砂岩等からなるが,北東部は山中地溝帯の中生代の礫岩・砂岩等からなる。東山麓の小森から四阿屋山遊歩道が整備され,2時間で山頂に達する。昭和53年に国民休養地に指定され,登山道・休憩舎等を整備するほか,花木類を集中植栽し,山麓の法養寺薬師堂など豊富な文化財とともに,新たなレクリエーションゾーンにすべく整備中である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047561