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伊豆ケ岳
【いずがたけ】


伊豆ケ嶽とも書き,御岳(みたけ)・拳(こぶし)岳ともいう。飯能(はんのう)市と名栗(なぐり)村との境にある山。標高851m。県立奥武蔵自然公園のうち。奥武蔵を代表する山として知られる。山名の由来は伊豆半島が見えるとか,ユズの木があったとか,突き出した(イズ…柳田国男説)神のいるところ(タケ)を意味するなど諸説がある。チャートの山体は凸字状岩峰を形成し,山頂付近には岩場の登山ルート(男坂)もあり,正丸(しようまる)峠・子の権現(ねのごんげん)を結ぶ代表的なハイキングコースの中心となっている。山頂には3等三角点があり,標高が低いわりには展望が良い。東側山麓の南川に県天然記念物の大坐祇神社の社叢ウラジロガシ林がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047750