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唐松尾山
【からまつおやま】


秩父(ちちぶ)郡大滝村と山梨県塩山(えんざん)市との境界にある山。標高2,109m。秩父多摩国立公園のうち。将監(しようげん)峠北西約1.5kmに位置し,奥秩父山地主脈は東西へ伸び,巨石山(和名倉山)へ続く仙波尾根が北東へ,北方へは黒岩などの岩頭を持つ尾根が張り出す。地質は中生代の大滝層群に属する古礼山(これいさん)層で主として硬砂岩からなり,山頂付近はコメツガ・トウヒ等の原生林でおおわれ,北は針葉樹林,南は東京都の水源林となっている。山頂からの眺望はきかないが,東の肩(御殿岩)から富士山,南アルプスなどが望める。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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