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金勝山
【きんしょうざん】


琴松山とも書く。比企(ひき)郡小川町北部比企丘陵西端にある山。標高264m。小さいながらも変化のある山で県立少年自然の家の諸施設が整備されている。主峰を裏金勝,南峰(前金勝)を桜の峰といい,西金勝に本館がある。南東側尾根に金毘羅神社があり,かつて巨大な松があり,風に吹かれて琴に似た音をたてたので琴松山と名づけられた。山体は石英閃緑岩で土木建設用の砂利を採る目的で採取計画されたが,試掘結果が悪く計画は中止された。この景勝地を利用して昭和46年埼玉百年記念事業として県立少年自然の家が建てられた。この施設は面積約43万m(^2),本館(宿泊室・天体観測室・プラネタリウム館など)・営火場・野外炊事場・自然観察路・オリエンテーリングなど自然環境の中で少年の健全な育成を図るための教育施設である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7049034