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児玉丘陵
【こだまきゅうりょう】


県北西部,児玉郡一帯の丘陵。標高105~130m。地質は第3紀中新世の砂岩・泥岩よりなる。外秩父(そとちちぶ)山地の東縁を走る八王子構造線の東側に岬状に伸び,比企(ひき)・高麗(こま)・加治(かじ)・狭山(さやま)の各丘陵とともに関東平野の西端を限っている。児玉丘陵の大半は児玉町の西南部の上武(じようぶ)山地山麓に広がっているが,本庄台地内にも生野(なまの)山や浅見(あざみ)山などの残丘が伸びている。丘陵上は開析が進んでいるが,水が乏しいので溜池が点在し,桑畑や山林に利用されている。近年,生野山や浅見山はゴルフ場として開発され,大きく変貌しようとしている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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