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狭山丘陵
【さやまきゅうりょう】


都県境にある丘陵。武蔵野台地上に東西に島状に突出しており,台地面より40~50mほど高い。丘陵は,西部が高く194m,東部は低下して約90mとなっている。周囲は約30km。地質は,第3紀鮮新世の狭山(さやま)層と洪積世の関東ローム層からなる。2つの浸食谷は,東京都の上水道用の狭山湖(山口貯水池)と多摩湖(村山貯水池)として利用されている。丘陵一帯は,アカマツと雑木林におおわれ,県立・都立の狭山自然公園に指定されている。山口観音や山口城跡などの史跡にも富み,ユネスコ村・人工スキー場・西武球場などもあり,1年を通じて観光客で賑わう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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