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諏訪山
【すわやま】


県北西部にある山で,松久(まつひさ)丘陵の一部をなす。標高118m。地質は第3紀中新世の砂岩・泥岩よりなる。東北部に連なる山崎山とともに,本庄台地から櫛挽(くしびき)台地の間に突き出し,概して西北麓の本庄側が急勾配であり,東南麓の櫛挽側がなだらかである。山頂には河輪神社がある。山名は河輪神社の旧称,諏訪社に由来する。その一帯は,スギ・マツの大木が繁茂するが,東南斜面は近年開発が進み,岡部ゴルフ場用地となった。山頂より北西方を見ると,小山川と志戸川沿いに,古代の条里制が施行された美里(みさと)町の水田が続き,開発の古さを物語っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7050102