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高柳砂丘
【たかやなぎさきゅう】


北葛飾(きたかつしか)郡栗橋町西南端の高柳に発達する砂丘。古利根(ふるとね)川の左岸東側に開け,文禄3年以前には西より会ノ川が,多量の水とともに東流し,その後元和7年までは北埼玉郡大利根町琴寄(ことより)から南流する古利根川が西縁を限っていた。この砂丘は,沖積低地との比高は小さく,中川(古利根川)河岸から徐々に比高を増し,比較的平坦で数百mもの幅の広い形態を有しているのが特徴的である。高柳砂丘の中央部を国道125号が東西に横断し,東には主要地方道大宮栗橋線が通り,付近は車両の通行が激しく,また最近では砂丘を切り開いて工場等も建設されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7050270