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父不見山
【ててみずやま】


「ててみえじやま」ともいう。秩父(ちちぶ)郡小鹿野(おがの)町の最北端にある山で,群馬県に接する。標高1,066m。ずんぐりした山容で,山頂は2つの峰からなり,西峰が長久保山,東峰が父不見山と呼ばれる。山名は平将門が戦死し,その子がまだ見ぬ父を慕って嘆いたという伝説に由来する。地質は秩父古生層の輝緑凝灰岩・粘板岩からなり,山の南斜面で,県がスギ・ヒノキの造林を行っている。山頂へは麓の長沢から約2時間半で達し,山頂には三角天と彫られた石碑がある。山頂は木立に囲まれているため展望はきかない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7050509