日和田山
【ひわださん】

日向(ひなた)山・日和田(ひよりた)山ともいう。日高市高麗(こま)本郷の背後にある山。標高305m。県立奥武蔵自然公園のうち。日高市の象徴的な山で，町名の由来となった。山頂は双耳峰をなし，東峰を雌日和田，西峰を雄日和田といい，聖天院35世隆敬が建てた宝篋印塔がある。頂上に近く男坂・女坂が合わさるところに諏訪神社があり，眼下に巾着田(きんちやくだ)が俯瞰できる。天覧山と鎌北湖を結ぶ奥武蔵自然歩道として整備されたハイキングコースがある。山麓に高麗人ゆかりの史跡高麗神社や聖天院がある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7051570