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本庄台地
【ほんじょうだいち】


県北西部の台地。本庄市から児玉郡にかけて広がっているので,この名がつけられた。台地の北縁は数mの崖をもって利根(とね)川の沖積地に接し,南東部は小山(こやま)川(身馴(みなれ)川)をはさんで櫛挽(くしびき)台地に連なる。また西端は神流(かんな)川に,南端は上武(じようぶ)山地の北限を走る八王子構造線および児玉丘陵によって境される。台地は神流川の洪積扇状地で,厚さ数mの結晶片岩の礫層の上部を関東ローム層でおおわれ,水利には恵まれない。台地上を流れる女堀(おんなぼり)川や小山川の流域の水田には条里遺構が明瞭に残っており,古くから開けた地である。また台地西部の児玉町・神川(かみかわ)町・上里(かみさと)町にかけての畑地では,養蚕のほか,施設園芸や梨栽培も盛ん。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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