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妙法ケ岳
【みょうほうがたけ】


秩父(ちちぶ)郡大滝村の東部にある山。標高1,329m。秩父多摩国立公園のうち。鮫ケ谷(さめがや)脊梁(三峰(みつみね)山と霧藻ケ峰(きりもがみね)間)の中間点(1,350m)から北東へ分岐する尾根上に位置し,三峰神社より約3kmで達する。地質は古生代の石灰岩やチャート・砂岩などからなり,ナラ・カエデなどの広葉樹におおわれている。雲取山・白岩山とともにいわゆる三峰山の1峰で,山頂には三峰神社の奥院があり,熊野三社山王21社を祀ったと「新編武蔵」は伝える。鉄ばしごで登る山頂からは,雲取山や日光連山・浅間山などの山々を展望でき,大陽寺へのハイキングコースがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7052212