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雄蛇池
【おじゃがいけ】


県東部,東金(とうがね)市の南西部田中にある池。面積約20万7,000m(^2)。九十九里浜平野に接する下総台地末端に位置する。慶長9年代官島田伊伯が干害対策として着工し,10年の歳月を費やして完成した。これにより周辺の水田約850万m(^2)の灌漑に供することができ,村民はこの徳をたたえて,伊伯の霊を池畔に祀り水神と称している(千葉県誌)。この地は,もと水田で養安寺村雄蛇と称した谷であったが,池完成後は周辺10か村の入会地となっていた(東金町誌)。この池の周囲を7回りすれば大蛇を見るという古来よりの伝説があり,池名もこれに由来していると考えられる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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