高崎湾
【たかさきわん】

久枝(くし)湾ともいう。富山町の西，浦賀水道に面した弓状の湾。延長約３km。遠浅で波静かなところから「こどもの海」と呼ばれる絶好の海水浴場となっている。夏には東京や近県の小・中学校600校余の臨海学校が開設され，学童を受け入れる専門の民宿も100近くを数える。各種の寮や保養所も多く，夏の人口は常住人口の２倍を超えるといわれる。シーズンオフの10～５月には受験生・大学生などを受け入れる学生村になる。民宿は久枝や高崎を中心に300軒ほどあり，合宿用の体育館を備えたものまである。湾の南には小浦・高崎の小漁港があり，鮮魚・魚貝類の水揚げが多い。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7055432