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三石山
【みついしさん】


君津市の南東,国鉄久留里線の終点上亀山駅の南方4kmにある山。標高281m。山名は,山頂に3つの大石があるのに由来する。石の間に堂祠があり,十一面観世音が祀られている。開運と縁結びに霊験あらたかといわれ,古くから土地の人々の信仰を集めてきた。山上からは富士や箱根の山々,筑波山などが望見できる。一帯は暖地性植物の種類が多く,ことにシダ類が豊富で昭和49年3月「三石山自然林」として,県天然記念物に指定された。東南方向には東京大学清澄山演習林がすぐ近くまで延びており,よく保存された自然林の景観がみられる。ここから清澄山へのハイキングコースも開かれている。養老渓谷奥清澄県立自然公園の一部。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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