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井之頭池
【いのかしらいけ】


三鷹市井の頭4丁目にある池。池中に7か所の湧泉があることから別名七井の池ともいわれた。江戸初期に開かれた神田上水の水源。池中の中之島にある井之頭弁財天は,鎌倉初期源頼朝の創建と伝え,江戸期には江戸町人の信仰を集め,また池周辺には神田上水の水源涵養のため多くの樹木が植えられた。井之頭池およびその周辺一帯約28万m(^2)。江戸期は幕府領,明治維新後は御料地となり,大正2年東京市に下賜され,同6年井之頭恩賜公園として開園,現在に至っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7058640