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御殿山
【ごてんやま】


北品川3・4丁目にある高台。江戸初期に将軍の狩猟の休息所や諸大名の参勤送迎のために御殿が建てられた。寛文期頃から吉野桜が植えられ,享保6年には狼藉を禁ずる制札が立てられるほど花見客でにぎわい,千本桜とも呼ばれた。嘉永6年品川砲台構築のため,明治期の東海道本線敷設により一部が崩されて,昔の面影は失われたが明治末期までは名所の1つに数えられていた。大正末期にはさびれた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7060546