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摺鉢山
【すりばちやま】


硫黄(いおう)島南端の火山。標高166m。別名パイプ山。現在噴火は休止しているが,島自体は隆起を続けている。明治期から硫黄を採掘していた。昭和19年から日本軍守備隊が全山を要塞化して米軍の敵前上陸に備えたが,同20年3月,米海兵隊が上陸直後に摺鉢山一帯で激戦を展開。砲撃で山容が一変したという。米軍は占領後頂上に星条旗を立てて宣伝材料に使った。現在山上には日米両軍激戦の碑がたっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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